2009年1月13日

クズ収集

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多くのアーチィストがやってるだろう「スクラップブック作り」、オレもやっとる。

ドイツにきてから大小合わせると20冊ぐらいになるから、だいたい年2冊のペースかな。

中身はちゅーと、新聞・雑誌の切り抜きや、チラシとかメモった紙切れとか、読んだ本で気になった文章とかも走り書きとか。

まー興味のあること、芸術・歴史・政治・経済・戦争・旅行・宇宙・宗教・哲学・建築・人間・ファッション・動物等々で、真面目なことも、ふざけたことも、面白いことも、くだらんことも、共感できることも、腹が立つことも、良くも悪くも引っかかったことを貼り付けてるだけだけどね。

んで、今までは文類分けもせずに時系列もメチャクチャで作ってたんだけど、今年は意識して1冊を作るよ。

台紙となるスクラップブックは、ルネッサンスから現代までの彫刻史の画集(写真上)で、中身は写真などのビジュアルイメージのみで埋めるつもり。

今までのスクラップブックの中で一番でかい(34x24x6cm)くて、ページ数も612と多いけど、12月末には全部埋まっとるでしょう。 そしたらオレだけの「イメージ・アーカイブ 2009」の完成だね。

この「クズ収集」をあなどっちゃいけませぬ。ちょっとした雑誌の切り抜きから制作のインスピレーションが得られるかもしれんし、思いもしないような考え方・モノの見方を発見できるかもしれん。それに少なくともオレにとってドローイングのネタ帳(笑)にはなるしね。

彫刻史の画集にはもちろん彫刻写真がたくさん載ってるんで、貼り付け作業中に嫌でもそれらを何度も見ることになり、歴代の傑作・名作を眼で暗記できるのも良いな。

これを一冊完成させるまでに、かなりの量の紙媒体やウェブサイト(まだ使ってないけどコレいいかも)を見ることになるんで、眼を鍛えるためのトレーニングとしても悪くないと思う。

美術に限らず、音楽でも建築でも、もしかしたら文学や宗教・哲学でさえも、新しいと言われるもの95%は過去の遺産の影響下にあると思うし、何が本当に新しくて、何がパクり(影響or引用)なのか見抜くために、いろんなモノを見て眼を鍛えるしかないしな。頭では忘れても、眼は一度見たモノを憶えてるから。

スクラップブックは人に見せるためのものではないし、1冊完成させたところで作品の新しいアイデアは浮かばんかもしれんけど、ある金鉱山では、1トロイオンス(約31グラム)の金を抽出するのに、250トン以上もの鉱石を必要とするらしいし、やるしかあるまいっ!