2009年8月15日

記憶

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お世辞にも記憶力がいいとは言えないオレだけど、以前見たことのある風景とか音とか言葉とかから突如、忘れていた記憶が芋ずる式に次々と頭に浮かぶことがままある。

まぁ、昔聴いた音楽とか食べたモノの味とかで昔の記憶がよみがえるちゅーことって誰にでもよくあるよな。(例えばオレだと、尾崎豊を聴くと高校時代を思い出すとか。)

これって、人間の心や身体には経験したことを蓄積する能力があって、何かのきっかけでそれらが呼び起こされるってことだと思う。

画像はベルリンの壁の破片で作った作品なんだけど、コレを見たドイツ人はいろんな記憶なり経験なり感情がよみがえってくるみたい。このペンキが付着してるコンクリートの破片には、第二次世界大戦後のベルリンのエネルギーが蓄積されてて、それにドイツ人の心が反応するんだろうね。

オレは日本人なんで、もちろんドイツ人ほど複雑でシリアス(?)な感情は起きないけれど、これを作品化する過程で、その蓄積されたエネルギーが視覚・触覚を伝わって自分に流れ込んでくるのを感じるし、それによってベルリンという街(の歴史)がぐっとリアリティのあるものになるんだわ。

自分が生きてる現代社会を現実感をもって捉えたいと願うオレには、その場所場所の素材から得られるエネルギーをこれからも吸収しつつ制作したいと思う。




追記:今日8月15日は「終戦の日」。戦歿者を追悼し平和を祈りませう。そして、あの戦争が日本にとって、また世界にとって、どんな意味があったのかを考えませう。

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