Column - YOKOHAMA

(Book作品を載せたついでに、他の作品@県民ホールギャラリーも載せとこう。)
この柱に使ったレンガは、神奈川県芸術劇場(横浜市山下町・県民ホールの近く)建設地より出土した明治・大正期のもので、かながわ考古学財団から特別に提供してもらったもの。つまり、関東大震災で倒壊した建物の一部。

日本到着の翌日に考古学財団に取りに行く。予想以上に欠けてたり割れてたりしてるのがあるので、上手く合わせながら使う(これで最後に数が足りなくなって大変だったぁ)ことにする。

展示空間のちょうど真ん中にて柱建立開始。
目地職人さんが手伝ってくれることになってたんだが、オレが時差ボケのせいで使ものにならんので、レンガ積みは職人さん任せオレは現場監督に。 プロの目地職人さんなので全部任せると目地(レンガとレンガの間のセメント部分)をキレイに整え過ぎるから、とにかく豪快に粗っぽく、でも垂直にレンガを積んで欲しいとお願いする。

レンガ柱にもガラスを入れる。
このガラスブロックの位置は、Book作品(画像左端)を置いてる棚の高さと同じに。

水平・垂直をチェックしながら積み上げる。
イメージとして、「金曜日の午後、早く仕事を終わらせて一杯飲りたいイタリア人のレンガ職人がやった感じで」との指示をだす。

元々そこにある柱のようにしたいので、柱と天井の接地面は仕上げは重要。極力隙間ができないように最後の一段は少しずつ削って合わせる。

で、通常ならここで柱作業完了なんだけど、この展示スペースの天井が鉄製の網目状なので(配管とか通気口が見える)、柱を見上げると天井の所で途切れてしまいヒジョーに面白くない。
本当は網目状の天井をぶち抜いて柱を延ばしたかったんだけど、県民ホールの方から許可が出なかったので、それならばと天井全面に発泡スチロールの板を貼ることにする。
面積約180平方メートルあるので貼り付け作業は相当大変だったけど(手伝って頂いた皆さん、ほんとありがとう!)、天井が白くなったことで柱も引き立ったし、展示空間の質もシャープな感じに変えられた。
天井加工は、発泡スチロールを貼ったことを観客に気付かれないレベルを目指してやって、ほんとに誰も気が付かなかったから成功だな。ただ、今回の設置作業で一番大変だったし費用も結構かかった所なんでちょっと複雑な気分ではあるが。

最後に照明の調整。スポットライトがたくさんあったんだが、スポットは嫌いなんで全部はずして蛍光灯だけに。備え付けの蛍光灯だけだと少し暗いので壁際に6本追加して完了。










