2010年8月30日

赤十字 + 逆卍

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これはナチス政権時代の応急手当オフィシャル教本。

赤十字の上に胸にハーケンクロイツがある鷲(ドイツの国章)が乗ってる図は、今となってはかなりシュールではあるな。


ちなみに、現在のドイツではハーケンクロイツの使用は法律によって禁止されてます。

2010年8月17日

存在と無

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作品に使おうと思って手に入れた『存在と無』の背表紙の角が破けてたんで、製本屋さんに修理に出す。

新しいクロスを貼ってバッチリ直って帰ってきたんだが、修理代は47ユーロ・・

1961年出版の仏語版で手に入りにくい本だからしゃーないけど、思った以上に高くついたな。

2010年8月13日

リン坊

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ドイツ人にランボーと言ったら、どーやらスタローンのランボーにしかならんみたい。

初めは、ヲレ様のRの発音がよろしくないんで通じないのかと思い、巻き舌で何度も言ってみるも笑われるだけやった・・

で、詩人ランボーはどうなんだと聞いたら「リンボウ」と発音するらしい。

確かにスペルをみる限り「リンボウ」の方が近くはあるが、フランス語ではきっと「ランボー」に近いのではあるまいか。

でなきゃ日本語でランボーって発音せんやろ?

「ランボーがオリジナルでリンボウはドイツ訛りだよ。」って、ドイツ人に教えてやりたいんだが、正確なところはフランス人に聞いてみんことには分からん。

2010年6月 6日

四十二行聖書

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四十二行聖書(世界初の印刷聖書)を見るべくグーテンベルク博物館に行ってきた。

確かに実物があったんだが、展示方法が聖書の文字部分を見せるようになってて(画像)、オレが一番見たかった表紙がよく見えずちと残念。

でもまぁ、一度は本物を見ておきたかったし、他の展示で印刷の歴史も学習できたんでよしとしよう。

2010年5月15日

私たちは記憶しなければならない。さもなければすべては繰り返されるだろう

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ライン川沿いで古本マーケットをやってるってんで行ってきた。

小説・雑誌・写真集など10冊ばかし購入。

画像は、130年間の戦争写真を集めたもので、悲惨で残酷な写真も多々載ってる。

本の最初のページにある一文 : 「私たちは記憶しなければならない。さもなければすべては繰り返されるだろう。」

2010年4月28日

hardcover/softcover

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book作品に使う古書を最近よくネットで買ってるんだけど、「ハードカバー」って表示してるくせに、送られてくるのがソフトカバーだったりするここがままある。

ソフトカバーの本じゃ作品に使えないんだよなぁ。

今週またもやソフトカバーがきたんで、頭にきて郵便局に返送しに行ったはいいが、「郵便料金の着払いで受取人が支払わなかった場合は、あなたに12ユーロ請求がきますよ。」って言われた。

オレが12ユーロ払う!?

考えた結果、返品するってメールの返事がまだ来てないし、万一受け取らな場合を考えるとソートー面倒なことになる(弁護士登場?)可能性もここドイツではなきにしもあらずなんで、結局、自分で切手代1.5ユーロ払ったオレってやっぱ腰抜けなんかな・・

ったく、ヤフーオークションのようにちゃんと画像を載せるなり、詳細データを間違えずに記載しとけば、お互い面倒なことなならずに済むことなんだから、それぐらいちゃんとやれよな。

こーゆーことで、時間とエネルギーを取られるんはホント勘弁してほしいよ。

2010年3月18日

堕落論

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今年の冬は寒いわ長いわで、満足に太陽光に当たってないからか、ここんとこ気力・体力共に低調ぎみ。

こんなときこそじっくり本を読もうと、坂口安吾の「堕落論」を読む。

「人間は堕落する。義士も聖女も堕落する。それを防ぐことはできないし、防ぐことによって人を救うことはできない。人間は生き、人間は堕ちる。そのこと以外の中に人間を救う便利な近道はない。」

・・この本、気持ちが落ちてるときにはあんま読まんほうがいいかもな(笑)。

まー読んで凹むことも落ちることもなかったんだが、同じ文章でも読む側の精神状態や意識レベルによって読んだ印象が全く変わるのを再確認。以前読んだときと比べ、共感度がかなり低かったのは自分でも意外。いっしょに収められている「日本文化私観」のほうが面白かった。

これは昭和21年(1946年)に発表されて、戦後の日本人に強い影響を与えたエッセイなんだけど、終戦直後という時代背景にして、喪失感よりも、緊張感というか反骨精神が溢れてんのはさすが安吾というべきか。

10年後にまた読みたい本だね。

2009年8月 1日

古本 007:「共産党宣言」

zd090801.jpg(画像:表紙にマルクスとエンゲルスのレリーフ付きの「共産党宣言」)



日本語、英語、ドイツ語 等々・・・言語はその場所(国)のクオリティの一部であり、その言語で書かれた本は固有の情報を持つエネルギー体である。つまり人類の遺伝子のようなものだと思う。



追記: 10年以上前に治療した奥歯の詰め物が取れたんで歯医者に行ったら、取れた銀歯を同じ場所に接着して終了。所要時間5分弱。いいんかなぁこんな簡単で・・

2009年7月 8日

古本 006:「戦争と平和」

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今作品にしてるのが、このトルストイの「戦争と平和」。

背表紙が日焼けしてだいぶ変色しとるとこも良いんだが、何より気に入ったのは表紙のイラスト。

戦争を意味する「砲台」の上に、平和のシンボル「鳩」を乗っけたシンプルな図案に一目惚れして即買い。

2009年6月24日

見るのではなく感じなさい

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作品のための古本を集めてるんだが、ドイツ(ヨーロッパ)の昔の本って作りがしっかりしてて装丁だけでも視覚的・触覚的に魅力的なものが多いんだわ。

となるとやっぱ自分でオリジナルのテイソウ本を作りたくなるのが彫刻家の性(?)ってもん。

が、いきなり作ろうっても何をどうやっていいの分からんので、小さな製本屋さんがやってる「一日製本体験コース:いろんな表紙の本を作ろう!」ってのに参加してきたよ。

材料はすべて用意されてて、それらを切ったり、貼ったり、折り曲げたり、縫い付けるたりして作ったのが画像の3冊。

仕事柄、切った張ったは得意なはずなんだが、一緒にやった5人のドイツ人おばさんたちはどうやらこのコースの常連らしく、やたら手際がよろしい。オレが一番モタモタしとったな。

紙の裏表とかよー分からんかったんで、まじまじ表裏を見比べてると、ドイツ人おばさんに「見るのではなく、(触って)感じなさい!」とアドバイスを受けること2回、なにやら東洋人と西洋人が、一般人とアーチィストが入れ代わったような会話に多少凹みつつも、楽しかったし、製本の初歩も学べたんで良しとしよう。

いちお目標は、皮と金具でできた重厚な昔の聖書みたいな本を作ることなんだが、いつになることやら・・・

2009年5月28日

古本 005:「ミケランジェロ」

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接着する板ガラスの枚数が増えるんで、分厚い本はなるべく買いたくないんだが、彫刻家として「ミケランジェロ(の生涯)」だけはスルーするわけにはいくまい。

この本、600ページ以上あって普通のハードカバーの軽く2倍の厚さがあるだが、それだけ彼の人生とか作品には語るべきことがあるってことなんだろうなぁ。

どーでもいいことかもしれんが、ミケランジェロの名前って、マイケルにエンジェル(天使)をくっ付けたものなんだってさ。



おまけ: ≫初の生前キリスト像確認_16世紀ミケランジェロ作品

2009年5月22日

古本市戦利品004:「星の王子様」

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「大切なものは、目に見えないのだよ」で有名な「星の王子様

ドイツ語タイトルは「Der kleine Prinz」で日本語直訳すると「小さな王子」。そのまんま何の変哲もないタイトルなんで、ドイツ語タイトルを覚えとらんかったら気付かずにスルーしてたかもな。

この本は一般に「子供向け」とされてて、古本市でも子供連れの親の目に止まりやすいような所に平置きにしてあったのを、アジア人のヒゲオヤジ(オレ)が見つけて幾らだって聞いたんで、店主のあんちゃんは苦笑いしとったよ。

別に童心に返ってこの本を読もうと思ったんじゃなくて(オレは全くロマンチストではない)、オレの関心は、この本が、作者の親友に捧げられており、その親友が、第二次世界大戦中のフランスでナチス・ドイツの弾圧対象となっていたユダヤ人だったってこと。

もしかしたらこれは、児童文学の形をとった単なるファンタジーではなく、多分に戦争批判が込められた物語だとしたら・・・

世界に影響を与えた本や、戦争と宗教について描かれた文学作品を集めとるオレとしては重要な1冊なのだよ。

2009年5月21日

古本市戦利品003:「若きウェルテルの悩み」

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人生に悩んでおった浪人生活の時(笑)に、タイトルに惹かれて買って読み始めたものの、どーにもこーにも悩みの質が違いすぎてすぐに挫折した、ゲーテの小説「若きウェルテルの悩み」。

オレは今読んでもたぶん共感できないだろうけど、書かれてから200年以上たっても今なお世界中で広く読まれているちゅーことは、この本には何かしらあるんだろうね。

2009年5月19日

ナチス御用達フォント

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週末にライン川沿いで古本市があったんで、作品に使うためのハードカバーの古本を探しに行ってきた。

古い本は、使ってるフォントも古いくてタイトルだけでさえ読むのに眉間にシワを寄せんといかんのだが、今回ある出店の親切なオッサンが解読用カード(写真上)をくれたよ。

「ダンケ、オッサン!じゃまた!」

って言って、そのカードだけもらって帰るのも気が引ける日本人なオレは、そこで2冊買っちまったけど・・

ちなみにこのフォント、ナチスが好んで使ったんで現在はあんま使われないんだとさ。書体にもいろいろ歴史があっておもしろいなぁ。



追記:古本市に合わせて、小さな野外音楽会(?)をやっててウルサくてしゃーなかったんだけど、なにやら和太鼓の音が聞こえてきたんでのぞいてみると、ドイツ人がやたら楽しそーに太鼓をたたいておった。オレの個人的な思いこみでは、和太鼓ってかなりストイックな楽器なんだけど、ドイツ人が使うとだいぶ変わるな。「鮨」と「sushi」ぐらいの違いを感じたよ。 ≫動画 : 和太鼓_by_ドイツ人 (13秒)

2009年3月25日

旧約聖書 on The 資本論

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金融危機の影響か、いまドイツでカール・マルクスの「資本論」を読む人が増えてんだってさ。

オレは読んだこと無いからよー分からんけど、個人的イメージは共産主義関係の本で、一昔前まではかなりの影響力があったってくらいかなー。 まー共産主義者にとってはバイブルみたいなもんだべ!?(たぶん・・)

難解な本みたいだけど、マルクスはドイツ人だからドイツ人からすると取っつきやすいのかもなー。

そんでオレ、作品に使うために人類に影響力のあった本を集めているんだけど、知人のヨルクが資本論(三冊組)とユダヤ教徒用の旧約聖書の古本を探してきてくれたちゅーんで今日受け取りに行ってきたとこ。

両方ともそれほど古くはないんで表紙自体の魅力はそんなに感じないんだが、上の画像のように資本論の上に旧約聖書を重ねて一緒に置くと、 そこに意味合い的な面白さを感じるのはオレだけかなー。

2009年2月16日

新約聖書

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「正しい」とか「間違ってる」とかは時代や環境によって変わるんだから、そうじゃなくて、自分がめざす方向へ進むために、何が自分にとって役に立ち、何が役に立たないのかをハッキリとさせんとな。

それを見極めるために、まずは周りをあるがままに見ること。

そんでじっくり観察すること。


写真はフリーマーケットで手に入れた、1910年発行の「新約聖書(Neues Testament)」。ほんとは旧約聖書を探してんだけどなかなか見つからんな。

業務連絡:小出へ、彫刻の良さを分かるために彫刻から離れることも時には必要。どーせやるなら思い切ってやるべし!

2008年2月11日

備忘録 - ヒトラー・インディアン・インメンドルフ

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DVD :「ヒトラー~最期の12日間~
いくら追い詰められたからといって、仮にも国家の指導者がこんな死に方をしていいのか・・・

DVD :「世界最速のインディアン
ユーモアがあってやけに情熱的なこんなオッサンにオレもなりたい。 オススメ!

展覧会 : 「AKADEMOS @ MKM
昨年3月に亡くなったドイツのスターペインター、インメンドルフ氏の展覧会。 オレ的には好きなタイプの絵じゃないし、コカインパーチーで逮捕されたと何かと話題豊富な人でしたが、それでもやっぱり彼は「本物」のアーチィストでしたね。

2008年1月22日

自分自身の戦いを行うため

zd080122.jpg ドイツの冬は暗いし長いしでどーもいかんなぁ。

ここ最近制作への集中力が落ちとるよーなんで、尊敬する彫刻家・ジャコメッティDVD:「アルベルト・ジャコメッティ―本質を見つめる芸術家」を見て気合を入れなおす。

やっぱ本物(!)は違うわ。

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私は絵を描き 彫刻を作る
現実を把握するため 自らを守るため
うまく攻撃するため それをかわすため
あらゆる方向に可能な限り前進するため
飢えや寒さや死から自らを守るため
可能な限り自由で大きくなるため
完全に自身を尽くすため
追い込み 冒険を冒し 新たな世界を発見し 自分自身の戦いを行うため

アルベルト・ジャコメッティ

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2008年1月15日

レベルが高すぎ

zd080115.jpg 今、ウィトゲンシュタインの「論理哲学論考」を読んでるんだけど、いやー難しいね。

「世界は成立していることがらの総体である。」

第一文がいきなりこれだもんなぁ~。

日本語翻訳本だから読めはするもののほとんど理解できんぞ(泣)。

独りよがりにならんように本を読むのは大事だけど、この本は今現在のオレにはレベルが高すぎるかも・・・。

まー今はダメでも10年後にはもおちょい理解できるよう日ごろから思考を深めなければ。